紀伊半島の環境保と地域持続性ネットワーク 紀伊・環境保全&持続性研究所(三重県津市)
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  <紀伊半島の巨木を訪ねる>

 三重県鈴鹿市庄野町 川俣神社の大スダジイ

 三重県鈴鹿市庄野町の川俣神社は、国道1号線の「庄野」の信号を西側に曲がって約200m入ったところにある。鈴鹿川沿いには比較的規模の小さな「川俣神社」が数カ所あり紛らわしいが、庄野町にある川俣神社ということに注意して訪ねるとよい。川俣神社の名前の由来は、鈴鹿川の分岐と関係した名前なのか、古代鈴鹿郡に有力な川俣氏族がいたことと関係しているのかについては定かではない。

 このスダジイは、三重県指定の天然記念物に指定されている。
 
(写真をクリックすると拡大します)
川俣神社の境内に生育する大スダジイの全景。神社の境内は人家に囲まれている。大スダジイを撮るのに、境内の端まで行かないと全体が入らないほど、見事な枝振りである。
大スダジイの幹と枝。幹の上部には、たくましく太い枝が生え、巨大な塊となって見え、このスダジイは、幹回りのサイズの印象よりも一層大きく見える。
スダジイの葉。スダジイはブナ科シイ属の常緑樹で、葉は先の尖った卵形で、表面に光沢があり、葉裏は白銀から灰褐色、葉の上半分に波状の鋸歯ある。実は成熟すると、殻斗(ドングリを包んでいるもの)が割れて、中から茶色のドングリが出てくる。ドングリの中身は生で食べられる。

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